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5703 図書館情報技術論 レポート

図書館情報技術論のレポート作成について書きます。

レポート設題集は使用期間平成27年4月1日~平成29年3月31日のものを使用しています。

また、勉強の流れについてはこの記事で、レポートの書き方一般についてはこの記事で説明していますので、併せて一読頂けると以下の記事も読みやすいかと思われます。

繰り返しになりますが、丸写しのレポートは再提出になりやすいようなので、参考にとどめてください。

図書館情報技術論は、求められる書き方に当てはまらないとレポートで合格点を頂けないという所感があります。

今回はその要求される形式を意識して解説したいと思います。

 

1. 設題の分解と書き出し

図書館情報技術論のレポート問題は、次のようなものでした。

「テキストから情報技術に関する章を4つ以上特定し、①特定した各章の内容がどの様に関連しているかについて論述して下さい。

②更に、特定した各章の内容が組み合されて図書館でどの様に応用されているか具体例を一つ挙げて論述して下さい。」

 

図書館情報技術論のレポートは二回目で合格点を頂いたのですが、一度目は完全に設題の分解を間違えていました。

この問題で求められていることは2つではなく3つです。すなわち、

テキストから情報技術に関する章を4つ以上特定し、

①特定した各章の内容がどの様に関連しているかについて論述して下さい。

②更に、特定した各章の内容が組み合されて図書館でどの様に応用されているか具体例を一つ挙げて論述して下さい。」と設問を読み、

ア)情報技術に関する章を4つ特定

イ)特定した4章の相互の関連を明確かつ具体的に指摘

ウ)上記の情報技術の組み合わせによる、図書館での応用例を具体的に挙げる

という骨組みを再提出の際に組み立てました。

 

本レポートの骨組みの作り方として、設題②から考えていくという方法をおすすめします

私は、図書館の蔵書管理業務を論じたいと思い、そこから逆算して論文を書きました。

図書館での情報技術の応用は、4,5,9,10,11章において紹介されています(まえがき参照)。

上記の章を参考にしてレポートの到達点を決めると良いと思われます。

 

また、再提出になった際の講評において、

「まずレポートの冒頭で、特定した章を明記して下さい。」

とのご指摘を頂いたため、本レポートの導入に代えて以下のように記述しました。

 

本稿で特定する情報技術に関する章は、第1章、第2章、第3章、第6章である。

 

2.

2-1. ア)情報技術に関する章を4つ特定

テキストにおいて、基本的な情報技術に関する章は1,2,3,6,7,8章です(まえがき参照)。

各章の内容を概観すると、

第1章:コンピュータ、ファイル圧縮について

第2章:インターネットやLAN、RSSについて

第3章:コンピュータ・インターネット・データベースの融合としての情報社会、POS、バーコードについて

第6章:データベース、データベースプログラムについて

第7章:検索エンジンについて

第8章:コンピュータシステムの管理、ファイアウォールについて

となっています。

既述の通り、レポート設題②の結論からレポートの構成を考えていたので、

蔵書管理業務に必要なコンピュータ、ネットワーク、POS、データベースなどが取り上げられている1,2,3,6章を選択しました。

 

2-2. イ)特定した4章の相互の関連を明確かつ具体的に指摘

選択した章で取り上げられている技術同士を特定し、それらがどのようにかかわりあっているのかを論じます。

ここにおいては、ぼんやりとさせず定型的に記述されることが求められるようです。

講評において、「第1章のA技術と第2章のB技術とは、○○○で関連(関係、共通)している。第2章のC技術と第7章のD技術とは、×××で関連(関係、共通)している。と言ったように章・技術をペアで明記しつつ技術の関連性を論述」することが要求されました。

すなわち、レポート問題①においては、

選んだ情報技術の場合の数だけ関係を述べることになります。私の場合は4つだったので6つの組み合わせの関係を述べることが必要となるでしょう。

さらに、「設題①と②との論述量がほぼ同量となるようにレポートを作成」することにも留意する必要があるので、1000字程度に整理できるように気を付けました。

 

以上の先生のご指摘にしっかり乗ることを留意し、以下のような解答を作りました。

 

 第1章のコンピュータの技術と第2章のインターネットの技術は、インターネットがコンピュータ間のネットワークであるLAN同士を接続したネットワークのことを指すという点で関連する。インターネットはLAN間の相互接続の一種で、米国の大学間において各ネットワークの相互接続が基になっているとされる。

 第1章のコンピュータの技術と第3章のPOSシステムの技術は、POSシステムにおいて個々のPOSレジスターやそれらを統括する本部のコンピュータの存在が不可欠であるという点で関連している。POSレジスターは、スキャナという入力装置を利用し、ネットワークを介してデータベースを参照して商品の情報を得て、レシートに出力する機能を持つコンピュータと言えるだろう。

 また、第6章のデータベースの技術についてであるが、データベースたり得るためには、データや情報の集合体に加え、コンピュータを用いて検索可能であることが求められる。したがって、第1章のコンピュータの技術と第6章のデータベースの技術は、データベースがコンピュータの存在を前提としている点で関連がある。

 第2章のインターネットの技術と第3章のPOSシステムの技術は、POSシステムにおける個々のPOSレジスターと本部のコンピュータの間のデータ通信がネットワークを利用して行われる点で関連している。そのような組織内のネットワーク同士を接続したものを、インターネットと呼ぶためである。

 第2章のインターネットの技術と第6章のデータベースの技術は、今日ではインターネットを介したデータベースが屡々利用されるという点で関連する。具体的な場面としては、ネットショッピングで商品を検索したり、インターネットを利用してホテルや新幹線の空室・空席を問い合わせたりすることが挙げられる。

 第3章のPOSシステムの技術と第6章のデータベースの技術は、POSシステムを利用して販売を行うにあたって、商品コードや商品価格、販売個数等を結びつけたデータベースを作成し、利用しているという点で関連する。バーコードは商品コードを表すに過ぎないので、データベースを用いて情報を結びつけることが必須となる。

 

2-3. ウ)図書館での応用例を具体的に例示

レポート設題前半で挙げた各情報技術が組み合わされて利用されている図書館での応用例を述べていきます。

ここでも、形式的に守るべき書き方があるようです。

先生から頂いた講評において、以下のようにご指導いただきました。

「設題②の最初に、設題①であなたが特定した総ての章を組合せて行われている図書館での業務やサービスを一つだけ特定して明記して下さい。

次に、例えば「第1章のA技術・・・第2章のB技術・・・第3章のC技術・・・」のようにどの章のどの様な技術かを明記しつつ、特定した総ての章の技術をどのように組合せれば、一つの応用例(業務又はサービス)になるかについて、設題②全体を通して論述して下さい。」

この書き方に従って、私が作成した解答は次の通りです。

 

 前章で述べた、第1章のコンピュータの技術、第2章のインターネットの技術、第3章のPOSシステムの技術、そして第6章のデータベースの技術は組み合わされて、図書館の蔵書管理業務に応用される。

  蔵書管理業務は蔵書管理システムによって行われる図書の管理業務を指す。蔵書管理システムは図書管理システムと総称されるものの一つで、今日では管理業務をコンピュータで作動させるパッケージソフトウェアとして販売されている。図書の管理業務をコンピュータを用いて行っていることから、第1章のコンピュータの技術の応用が認められる。

 蔵書管理システムを利用して蔵書管理業務を行うと、まず図書のマスター登録を行ったのち、図書購入依頼登録、図書選書登録、図書発注登録などの蔵書管理業務を経て、当該図書館の図書蔵書登録を兼ねる図書書誌登録を行うことになる。ここで利用される書誌データは、国立国会図書館が作成・配布したり、共同目録作業を行っている場合であれば共同書誌データベースを参照してコピーしたりすることによって得られる。これは、第2章のインターネットの技術を応用して可能になっている。

 蔵書管理システムにおいて、まず図書のマスター登録を行うことが前提となるのは既述の通りであるが、マスター登録における登録情報が引用されて蔵書登録を行うため、正確な書誌情報を登録する必要がある。そのため、第6章のデータベースの技術が応用された書誌データベースの構築が重要となるのである。書誌データベースには、コンピュータによって読取可能なMARCレコードが集積されている。

 蔵書管理システムを含む図書管理システム一般について必要な器材やシステムとして、バーコードとバーコード読取機が挙げられる。これは、第3章のPOSシステムの技術を応用したものと考えられる。一般的なPOSシステムにおけるバーコードと同様で、バーコードを専用の読取機であるバーコードスキャナでスキャンし、その情報を読取る。蔵書管理業務においては、請求記号や資料区分などの複数の所蔵項目を当該資料のバーコードを読取ることで、同時に一括変更するなどの作業の効率化が図られている。

 以上より、第1章のコンピュータの技術、第2章のインターネットの技術、第3章のPOSシステムの技術、第6章のデータベースの技術を応用することによって、正確かつ効率的に蔵書管理業務を遂行することが可能となる。

 

3. 解答例

 

以上を踏まえて、私が作成したレポートの全体がこちらです。

 

本稿で特定する情報技術に関する章は、第1章、第2章、第3章、第6章である。

 まず、各章の技術の内容の関わりについて述べる。

 第1章のコンピュータの技術と第2章のインターネットの技術は、インターネットがコンピュータ間のネットワークであるLAN同士を接続したネットワークのことを指すという点で関連する。インターネットはLAN間の相互接続の一種で、米国の大学間において各ネットワークの相互接続が基になっているとされる。

 第1章のコンピュータの技術と第3章のPOSシステムの技術は、POSシステムにおいて個々のPOSレジスターやそれらを統括する本部のコンピュータの存在が不可欠であるという点で関連している。POSレジスターは、スキャナという入力装置を利用し、ネットワークを介してデータベースを参照して商品の情報を得て、レシートに出力する機能を持つコンピュータと言えるだろう。

 また、第6章のデータベースの技術についてであるが、データベースたり得るためには、データや情報の集合体に加え、コンピュータを用いて検索可能であることが求められる。したがって、第1章のコンピュータの技術と第6章のデータベースの技術は、データベースがコンピュータの存在を前提としている点で関連がある。

 第2章のインターネットの技術と第3章のPOSシステムの技術は、POSシステムにおける個々のPOSレジスターと本部のコンピュータの間のデータ通信がネットワークを利用して行われる点で関連している。そのような組織内のネットワーク同士を接続したものを、インターネットと呼ぶためである。

 第2章のインターネットの技術と第6章のデータベースの技術は、今日ではインターネットを介したデータベースが屡々利用されるという点で関連する。具体的な場面としては、ネットショッピングで商品を検索したり、インターネットを利用してホテルや新幹線の空室・空席を問い合わせたりすることが挙げられる。

 第3章のPOSシステムの技術と第6章のデータベースの技術は、POSシステムを利用して販売を行うにあたって、商品コードや商品価格、販売個数等を結びつけたデータベースを作成し、利用しているという点で関連する。バーコードは商品コードを表すに過ぎないので、データベースを用いて情報を結びつけることが必須となる。

 前章で述べた、第1章のコンピュータの技術、第2章のインターネットの技術、第3章のPOSシステムの技術、そして第6章のデータベースの技術は組み合わされて、図書館の蔵書管理業務に応用される。

  蔵書管理業務は蔵書管理システムによって行われる図書の管理業務を指す。蔵書管理システムは図書管理システムと総称されるものの一つで、今日では管理業務をコンピュータで作動させるパッケージソフトウェアとして販売されている。図書の管理業務をコンピュータを用いて行っていることから、第1章のコンピュータの技術の応用が認められる。

 蔵書管理システムを利用して蔵書管理業務を行うと、まず図書のマスター登録を行ったのち、図書購入依頼登録、図書選書登録、図書発注登録などの蔵書管理業務を経て、当該図書館の図書蔵書登録を兼ねる図書書誌登録を行うことになる。ここで利用される書誌データは、国立国会図書館が作成・配布したり、共同目録作業を行っている場合であれば共同書誌データベースを参照してコピーしたりすることによって得られる。これは、第2章のインターネットの技術を応用して可能になっている。

 蔵書管理システムにおいて、まず図書のマスター登録を行うことが前提となるのは既述の通りであるが、マスター登録における登録情報が引用されて蔵書登録を行うため、正確な書誌情報を登録する必要がある。そのため、第6章のデータベースの技術が応用された書誌データベースの構築が重要となるのである。書誌データベースには、コンピュータによって読取可能なMARCレコードが集積されている。

 蔵書管理システムを含む図書管理システム一般について必要な器材やシステムとして、バーコードとバーコード読取機が挙げられる。これは、第3章のPOSシステムの技術を応用したものと考えられる。一般的なPOSシステムにおけるバーコードと同様で、バーコードを専用の読取機であるバーコードスキャナでスキャンし、その情報を読取る。蔵書管理業務においては、請求記号や資料区分などの複数の所蔵項目を当該資料のバーコードを読取ることで、同時に一括変更するなどの作業の効率化が図られている。

 以上より、第1章のコンピュータの技術、第2章のインターネットの技術、第3章のPOSシステムの技術、第6章のデータベースの技術を応用することによって、正確かつ効率的に蔵書管理業務を遂行することが可能となる。

以上です。

繰り返しになりますが、先生が求めている合格レポートの形式というものの存在を感じさせる問題でした。

初めて提出する際には、設題集の「レポート作成上の留意事項・ポイント」を熟読して作成し、2度目以降の提出では、先生から頂いた講評(かなり具体的に指示してくださいます)にしっかり応えるものを用意したい科目と言えます。

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2件のコメント »

  1. 難産の末ようやく作り上げたレポートを初回あっけなく零点と講評されてしまいましたが、説題2から組み立てるというポイントのおかげで、再提出で無事図書館情報技術論のレポート合格できました。

    他の科目は苦労していなかった分、自分の学習方法に特に疑問もなかったのですが、
    技術論のレポート作成を経て、メディア授業の理解度も上がったと感じております。

    一言お礼を申し上げたくコメント致しました。
    ありがとうございました。

    いいね

    • コメントをありがとうございます。合格なさったようで何よりです^^!
      適切な学習方法というものは人それぞれ様々あってよいと思うのですが、図書館情報技術論のように求められる解答の型が用意されている(と思われる)場合、その型に沿うしか合格する手立てはありませんものね。
      お役に立てたならば大変光栄です!嬉しいお言葉をありがとうございました。

      いいね

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