5705 図書館サービス概論 レポート

図書館サービス概論のレポート作成について書きます。

レポート設題集は使用期間平成27年4月1日~平成29年3月31日のものを使用しています。

また、勉強の流れについてはこの記事で、レポートの書き方一般についてはこの記事で説明しています。

これらの記事を併せて一読頂けると、以下の解説が読みやすくなると思われます。

繰り返しになりますが、丸写しのレポートは再提出になりやすいようです。

レポートの一部及び全部を掲載しておりますが、これらはご自身の執筆の参考にとどめてください。

 

1. 設題の分解と書き出し

図書館サービス概論の設題は次のようなものでした。

「身近な公共図書館(都道府県立より、市町村立が望ましい)を観察し、このテキストに書いてあることと比較しつつ、その図書館の特徴を述べ、またあなたの具体的で実現可能な希望を列挙してください。」

この設題を踏まえると、次のような骨組みが考えられます。

①身近な公共図書館の特徴を、テキストの内容に沿って説明する。

②当該図書館に対する具体的で実現可能な希望を挙げる。

 

本設題では身近な公共図書館の観察が要求されています。

図書館概論」や「図書館サービス特論」の調査と兼ねて行うと、効率が良いかもしれないですね。

 

さて、2つの設題を参考に、書き出しは次のように作成ました。

 

 本稿は、筆者が在住する地域の公共図書館であるXX市立中央図書館について、その特徴を述べ、利用者の視点からの希望を挙げるものである。

2. 設題①と設題②

設題①について説明します。

 

まず、「このテキストに書いてあることと比較しつつ」という表記があります。

本科目のテキストにおいては、一般的な図書館サービスというものについて説明されていますよね。

したがって、本科目の設題では一般的な図書館サービスと、個別具体的な身近な公共図書館を「比較する」ことが求められていると言えます。

一体どういうことなのか理解しがたいところだと思います。(笑)

 

「比較する」という表現が適切かは分かりませんが、自分なりに筋が通るよう以下の通りに設題を誤解することしました。

テキストに掲載されている図書館サービスについて、具体例として身近な公共図書館に目を向けて説明をする。

 

テキストにおいては、3章と4章において各図書館サービスが取り上げられています。

この流れに沿って、実際に調査した公共図書館のサービスを具体的に説明すると良いでしょう。

 

また、レポート作成上の留意事項・ポイントとして、統計情報等に対する言及もあります。

可能な範囲で情報を集め、まとめると良いと思います。

しかし、設題に「テキストに書いてあることと比較しつつ」「図書館の特徴を述べ」と書かれていることや、本科目では図書館サービスに重きが置かれていることを意識してください。

つまり、レポートの中心は基本的・対象別図書館サービスであるべきなのです。

 

私が作成した解答は以下の通りです。

 

 XX市立中央図書館は、(住所)にあり、分館としてa図書室があるほか、病院等を巡回する移動図書館サービスがある。どの図書館でも同一の利用カードを使用でき、各図書館で借りた資料は違う図書館においても返却可能である。以下ではXX市立中央図書館について具体的なサービスを見ていく。

 まず、基本的なサービスは次の通りである。

 閲覧方式は、1階フロアが全面開架方式で、地階には開架方式である公開書庫と、閉架書庫がある。1階フロアは中央のカウンターで空間が二分され、子供向けの空間と一般利用者向けの空間とに分かれている。利用案内、返却処理、貸出処理、児童向けのカウンターがそれぞれ独立して設置されている。館内平面図は随所に設置され、主題ごとの案内のみで所在記号は掲載されていないが、各書架においては所在記号の掲示がある。

 貸出方式はカウンターにおけるコンピュータ方式のみで、利用カードと資料のバーコードを読取って処理する。利用カードはXX市内に在住、又は通勤や通学で名護市に立ち寄る者であれば作成可能で、さらに北部広域12市町村に含まれる他の地域の住民も作成することが出来る。貸出冊数は本・雑誌等は合計10冊まで(市外在住の場合5冊まで)、貸出期間は2週間である。CD等の貸出は市内の利用者のみで合計2点まで、1週間の貸出期限である。

 カウンター付近の有料コピー機で資料の複写が可能であり、利用に際して申込書の記入と申出が必要である。

 館内の随所に主題ごとの資料を集めた特設コーナーが設置され、また、館内入口付近には新着図書コーナーを設けている。

 リクエストサービスの対応は市内利用者のみに限られる。貸出中の資料予約はインターネット上で可能であるが、他館からの取り寄せや購入リクエストは、申込書の提出が必要である。

 視聴覚資料に関しては、CD・DVDコーナーと視聴ブースの設置がある。資料の破損を防ぐため、閉館中は専用の返却ポストを設置している。

 レファレンスサービスについては、独立してカウンターが設置されており、常時対応できるよう職員が待機する。

 館内にはAVホール、展示ホール等が設置され、利用には申込みが必要である。図書館の開館時間内における、有料での利用となる。

 課題解決型図書館としての働きとして、情報コーナーの設置が挙げられる。ここには講演会や講座のチラシ、ハローワークの新着求人票の一覧が掲示されている。

 続いて、対象別サービスについてまとめる。

 児童を対象としたサービスとして、母子向けのソファ席や、読み聞かせが行われる部屋の設置が挙げられる。

 ヤングアダルト向けサービスとしては、YAコーナーの設置の他、中学生向け読書クラブの開催がある。

 高齢者向けのサービスとして、シニア向けの資料を集めた書架や、健康診断に関する掲示、地元の大学生による健康についての広報活動がある。

 障害を持った利用者向けのサービスとして、点字資料や拡大資料、館内エレベーターの設置がある。

 外国人向けのサービスとして、日本語学習のための資料の他、洋書・洋雑誌のコーナー設置がある。

 XX市立中央図書館は北部広域12市町村住民も利用できる特殊な図書館であるが、推計人口がXX市と近く、b町民の利用も受け入れているYY市のYY市立中央図書館と比較する。平成26年度における登録者数は、XX市中央図書館が349839人、YY市立中央図書館が300063人となっており、貸出件数は、一人当たり7.25冊と6.27冊と、あまり大差ないように思われる。その一方で、団体貸出については、XX市は271団体に53990冊貸出しており、YY市においては53団体に8204冊を貸出したにとどまる。XX市中央図書館の団体貸出の件数は沖縄県内においても突出している。

 

次に、設題②について述べます。

実現可能であるかがポイントとなるようですので、あまりに夢見がちな希望を書かないように気を付けました。

図書館設備などハードの面での希望は、内容によっては実現可能と言い難い印象があります。

一方で、サービスの面ではより実現可能な希望が書きやすいと思います。

実際に図書館を利用して、気が付くことを書いたら良いかな~と思います。(雑)

他の地区の公共図書館を利用したことがあれば、そことの比較によって課題を見つけるのも良いかもしれないですね。

 

3. 解答例

 

以上を踏まえて、私が作成したレポートがこちらです。

 

 本稿は、筆者が在住する地域の公共図書館であるXX市立中央図書館について、その特徴を述べ、利用者の視点からの希望を挙げるものである。

1. XX市立中央図書館について

 XX市立中央図書館は、(住所)にあり、分館としてa図書室があるほか、病院等を巡回する移動図書館サービスがある。どの図書館でも同一の利用カードを使用でき、各図書館で借りた資料は違う図書館においても返却可能である。以下ではXX市立中央図書館について具体的なサービスを見ていく。

 まず、基本的なサービスは次の通りである。

 閲覧方式は、1階フロアが全面開架方式で、地階には開架方式である公開書庫と、閉架書庫がある。1階フロアは中央のカウンターで空間が二分され、子供向けの空間と一般利用者向けの空間とに分かれている。利用案内、返却処理、貸出処理、児童向けのカウンターがそれぞれ独立して設置されている。館内平面図は随所に設置され、主題ごとの案内のみで所在記号は掲載されていないが、各書架においては所在記号の掲示がある。

 貸出方式はカウンターにおけるコンピュータ方式のみで、利用カードと資料のバーコードを読取って処理する。利用カードはXX市内に在住、又は通勤や通学で名護市に立ち寄る者であれば作成可能で、さらに北部広域12市町村に含まれる他の地域の住民も作成することが出来る。貸出冊数は本・雑誌等は合計10冊まで(市外在住の場合5冊まで)、貸出期間は2週間である。CD等の貸出は市内の利用者のみで合計2点まで、1週間の貸出期限である。

 カウンター付近の有料コピー機で資料の複写が可能であり、利用に際して申込書の記入と申出が必要である。

 館内の随所に主題ごとの資料を集めた特設コーナーが設置され、また、館内入口付近には新着図書コーナーを設けている。

 リクエストサービスの対応は市内利用者のみに限られる。貸出中の資料予約はインターネット上で可能であるが、他館からの取り寄せや購入リクエストは、申込書の提出が必要である。

 視聴覚資料に関しては、CD・DVDコーナーと視聴ブースの設置がある。資料の破損を防ぐため、閉館中は専用の返却ポストを設置している。

 レファレンスサービスについては、独立してカウンターが設置されており、常時対応できるよう職員が待機する。

 館内にはAVホール、展示ホール等が設置され、利用には申込みが必要である。図書館の開館時間内における、有料での利用となる。

 課題解決型図書館としての働きとして、情報コーナーの設置が挙げられる。ここには講演会や講座のチラシ、ハローワークの新着求人票の一覧が掲示されている。

 続いて、対象別サービスについてまとめる。

 児童を対象としたサービスとして、母子向けのソファ席や、読み聞かせが行われる部屋の設置が挙げられる。

 ヤングアダルト向けサービスとしては、YAコーナーの設置の他、中学生向け読書クラブの開催がある。

 高齢者向けのサービスとして、シニア向けの資料を集めた書架や、健康診断に関する掲示、地元の大学生による健康についての広報活動がある。

 障害を持った利用者向けのサービスとして、点字資料や拡大資料、館内エレベーターの設置がある。

 外国人向けのサービスとして、日本語学習のための資料の他、洋書・洋雑誌のコーナー設置がある。

 XX市立中央図書館は北部広域12市町村住民も利用できる特殊な図書館であるが、推計人口がXX市と近く、b町民の利用も受け入れているYY市のYY市立中央図書館と比較する。平成26年度における登録者数は、XX市中央図書館が349839人、YY市立中央図書館が300063人となっており、貸出件数は、一人当たり7.25冊と6.27冊と、あまり大差ないように思われる。その一方で、団体貸出については、XX市は271団体に53990冊貸出しており、YY市においては53団体に8204冊を貸出したにとどまる。XX市中央図書館の団体貸出の件数は沖縄県内においても突出している。

2. XX市立中央図書館への希望

 既述の分析より、XX市中央図書館は概ね充実したサービスを提供していると評価できるが、以下に所望する点を挙げる。

 まず、特設コーナーを設置する趣旨を明確にすることを求めたい。例えば、貧困問題に関する映画の上映会と連動して、関係資料を集める、そして当該上映会の案内も特設コーナーに設置する、といった働きを求めたい。時折、なぜ当該主題に関する特設コーナーを設置しているのか理解できないことがある。

 また、利用案内に関する希望として、図書館HPの更新を求めたい。ページによって更新頻度に斑があり、行事カレンダーは常に最新情報に更新される一方で、フロア案内は2015年2月が最終更新で準備中のままである。北部広域12市町村住民を対象とするXX市中央図書館は、遠方の利用者によるHPの閲覧を一層意識する必要があると思われる。

 以上が利用者の観点からの、実現可能と思われる希望である。

 

さて、私が選択した全ての科目のレポート解説は今回で終了です。

そうではありますが、適宜説明のリライトをしてゆきたいと考えております。

お気づきの点など、ご教示頂けると幸いに存じます。

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